「なぜ寒いと震えるの?」
寒い時にはブルブルっと震える時がありますが、医学用語で「シバリング(shivering)」と呼ばれています。ちなみに北海道弁の「しばれる」とシバリングは関連がありませんのであしからず。
さて、寒いときに体が震えだすのは、筋肉を動かすことで熱をつくり、体温を維持しようとするためです。
体温が低下すると脳の視床下部から骨格筋に指令が行き、全身の筋肉が小刻みに震えだし熱を作ろうとします。
筋肉は体の熱を作る組織の中で、最も熱を作る組織です。そのため、効率よく熱を生み出させるために筋肉を震わしているのです。
筋肉量が低下する年配者の場合は、筋肉以外の熱を作る組織を元気にする必要があります。筋肉の次に熱を作る組織が肝臓、胃腸です。
しっかり良く噛んで食事をすることが効率よく体温のもととなる熱を作り、寒さに打ち勝つコツなのです。
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